- TOEFL ITPリスニングが速すぎて全く聞き取れない…
- TOEFL ITPリスニング PartCの講義形式の問題が全く聞き取れるようにならない…
- 長い英文を聞いて、処理することが難しい…
本記事では、私の経験に基づき上記の悩みを解決していきます。
今回は、TOEFL ITPリスニングのPart Cに焦点を当てて対策法を徹底的に解説します
本記事を読むことで、TOEFL ITP Part Cを効率的に対策する方法を説明します。
また、本記事では、TOEFL ITP PartCの問題を勘で解くのではなく、具体的に解答の根拠を持って確信して解くことができるレベルを目指します。
そのため、『小手先のテクニックで点数が一瞬で上がる方法』を紹介するわけではないので注意してください。
TOEFL ITPは2019年に610点を超えることができました。
より詳しく知りたい方は私のプロフィールページ(努力のガリレオについて)を参考にしてください。
TOEFL ITPリスニングの基本知識
まずは、TOEFL ITPリスニングの基本知識を解説していきます。
もうすでに、TOEFL ITPを受験したことがある方や既に理解している方は飛ばしてください。
- TOEFL ITPリスニングの内容
- TOEFL ITPリスニングで出題される内容
- TOEFL iBTとの違い
TOEFL ITPリスニングの内容
TOEFL ITPリスニングは、合計50問が収録され、約35分で解きます。
具体的には、以下の3つのセクションに分かれています。
パート名 | 問題形式・問題数 |
---|---|
Part A | 短い会話(30題30問) |
Part B | 長い会話(2題8問) |
Part C | 講義(3題12問) |
どんな感じの問題が出るかを把握したい方は下記のリンクからサンプルの問題を聞くことができます。
TOEFL ITP Part Cを解いたことがない方は、この段階で一度どんな感じの問題が出題されるかを確認してください。
他の試験(英検・TOEIC)に比べて、リスニングの難易度は高いです。
TOEFL ITPリスニングで出題される内容
TOEFL ITPでは、TOEICと異なり、日常生活(レストラン・長期休暇の過ごし方)や大学生活(履修登録、図書館)についての内容が出題されます。
TOEFL ITPリスニングPartCでは、大学の教養科目として学ぶ学術的な講義に関する問題が出題されます。
TOEFL iBTとの違い
TOEFL iBTとTOEFL ITPの大きな相違点は以下の5つです。
TOEFL iBTについて
- 4技能必要(リスニング・リーディング・ライティング・スピーキング)
- 個人単位で申し込む
- コンピュータ上で試験を受ける
- 178〜180分の試験時間
- 海外大学院の入学書類として使用されることが多い(日本の大学院でも使用されることがある)
TOEFL iBTの勉強法について詳しく知りたい方は下記を参考にしてください。
TOEFL ITP PartBの対策法・勉強法
ここからはTOEFL ITP PartBに焦点を当てて攻略法を説明していきます。
- TOEFL ITP PartBに関する基本知識
- 発音記号・音のつながりルールを習得
- PartBの技術的なテクニックを習得
- キャンパスライフに関するトピックに慣れる
- 演習量を増やす
*英語の基本文法が理解できていない方は、どんなにリスニング対策を行ってもできるようになりません。英文法に自信がない方は必ず下記を参考にしてください。
TOEFL ITP Part Bに関する基本知識
対策を行う前に、TOEFL ITPリスニングPart Cの基礎知識をある程度把握しておく必要があります。
Part Cの特徴は以下の二つです。
- 三つの長いトーク・講義を聞き、複数の問題に答える
- 大学基礎課程レベルの英文が出題される
一度もPartCを解いたことがない方は、必ず下記のリンクからサンプル問題を聞いてから続きを読んでください。
また、基本文法を理解していないと、リスニングを勉強しても意味がないので、基本文法が心配な方は下記を一読し、習得してください。
発音記号・音のつながりルールを習得
リスニング問題一般に言えることですが、早い段階で『発音記号・音のつながりルール』を理解しておくことが重要です。
読者の中には、『リスニングは、たくさん聞けばできるようになる!』と思っている方もいるかも知れませんが、嘘の情報です(嘘は言い過ぎですが、遠回りなことは確実です)
特に、TOEFL ITP PartCではある程度の長さの文章を整理しながら聞く必要があるため、当然何も考えずにリスニングを聞きまくるのは時間の無駄です。
具体的には、『英語耳 発音ができるとリスニングができる』を利用して発音記号を勉強してください(2〜3日で読み終えることが可能)
英語耳 発音ができるとリスニングができる
ゆっくり読んでも2〜4日で読み終えることができる内容になっています。
読み終わり次第、一日30分程度のアウトプットを2〜4週間継続しましょう。
音のつながりルールに関しては『英語リスニングのお医者さん[改訂版]』がおすすめです。
英語リスニングのお医者さん [改訂新版]
この本を読むことで、音のつながりルールを学ぶことができます。
この本も三日程度で読み終えることができるので、焦らず確実に定着させましょう。
音のつながりルールも同様、一日30程度のアウトプットを2〜4週間程度継続しましょう。
注意していただきたいのが、『発音記号・音のつながりルール』に時間を使いすぎないことです。
当然、習得することは重要ですが、並行して以降の対策を行うようにしてください!
Part Cの技術的なテクニックを理解する
早い段階で、ParCに共通するテクニックをインプットしましょう。
具体的なテクニックは以下の三つです。
- 選択肢を先読みしどのようなテーマなのかをある程度把握する
- 会話・講義の前半部分にテーマが伝えれる
- 特定の問題パターンが存在する
ある程度の長さの英文になると、最初にどのようなテーマの英文が流れるかを把握しておくことがより重要になってきます。
また、TOEFL ITP Part Cに関しては、特定の問題パターンが存在するため、その問題パターンをある程度把握しておくことは重要です。
具体的には、下記の問題集をやり込むことで問題パターンを5〜6個に分解することができます。
注意して欲しいのが、このタイミングで行うのは『インプット』です。
アウトプットは、これから説明する方法で行います。
大学基礎課程レベルの英文に聞き慣れる
TOEFL ITP全体を通して、大学基礎課程レベルの英文に聞き慣れることは極めて有益です。
理由は、PartCのみならずリーディングでも大学基礎課程レベルの英文が出題されるからです。
苦手な分野の講義が出題されることがあり、弱点を克服しておくことは大切です。
実際、私は、理系分野の英文は得意でしたが、アメリカ史の英文が大苦手でした。
そのため、徹底的にアメリカ史をやり込みました。
また、Googleで検索しながら簡単なバックグランドも理解し、ノートにまとめました。
結果的に、アメリカ史が得意になり、本番で出題されたアメリカ史の問題は余裕で解くことができました!
具体的には、下記の単語帳(例文集)が超おすすめです。
速読英単語を使用したことがある方は、TOEFL対策用だと思って良いです。
各トピックごとに例文と対応する専門単語が載っているため弱点克服にもってこいの単語帳です。
私は、苦手分野問わず全ての英文を読み、単語を暗記するように努めました。
また、下記の長文問題集もおすすめです。
『なぜ、リスニング対策に長文問題?』と思う方もいると思いますが、具体的に以下の3つの点で有効です。
- 各トピックの英文に慣れることができる
- 問題集の長文が良質
- 長文問題を音読することは有益
実際、私は、この長文問題集をやり込んでからTOEFL ITP Part Cのスコアが安定してきました。
演習量を増やす
今までは、テクニック・重要トピックの対策を行なってきましたが、なんといっても重要なのが、アウトプットです。
多くの方がインプットで満足してしまいますが、むしろアウトプットの方が重要です。
演習を行うときは、下記の公式問題集を使用することをおすすめします。
また、問題演習として下記のリスニング問題集もおすすめです。
特に、インプットした出題パターンをアウトプットするためには最高の問題集です。
しかし、個人的に難易度は本番より少し簡単な気がします。
まとめ
本記事では、TOEFL ITPリスニングのPart Cの攻略法を徹底的に説明しました。
Part Cでは、ある程度の長さの英文を頭の中で整理しつつ英文を聞き取る必要があるため、小手先だけのテクニックで高得点を取ることは不可能です。
しかし、出題される内容は限られていて、わかってしまえば対策法を簡単です。
また、単語やフレーズを暗記する際は、独り言による音読やオンライン英会話が有益です。
TOEFL ITPに強いオンライン英会話に関しては下記を参考にしてください。
私は、実際TOEFL ITP対策のためにフレーズを10個メモ帳にまとめ、オンライン英会話の実際の会話の中で使用する手法を使い、効率的に学ぶことができました。
また、TOEFL ITPの問題集に関しては下記を参考にしてください。
他のPartの勉強法に関しては下記を参考にしてください。
英語学習でオンライン英会話を利用しないのは、時代遅れです…
『スピーキングができないから、オンライン英会話はまだまだ後回し…』と思っている方は大間違いです。
最近のオンライン英会話は、教材が豊富で、もはや参考書・問題集は不要になりつつあります…
また、多くのオンライン英会話が最新メソッドを導入して、スピーキングのみならず、リーディング・リスニング・ライティングの能力も上がる教材を導入しています。
さらに、効率的な記憶ツールや学習カウンセリングのサービスが提供されることもあります!!
特に初心者の方は、下記の記事で紹介しているオンライン英会話をチェックしてみてください。
中には、2週間の無料体験期間を提供しているオンライン英会話もあります。
英語学習が滞っている方や英語学習を習慣化できていない方は無料体験期間で良いので挑戦してみてください。
何事も行動することが大切です。
また、多くのオンライン英会話がTOEICやTOEFL等の外部英語試験の対策レッスンを提供してきています。
中には、追加料金なしで、本番さながらの対策や面接対策を行うことができるオンライン英会話もあります。
特にTOEIC対策に強いオンライン英会話は下記を参考にしてください。
TOEFL対策に強いオンライン英会話に関しては下記を参考にしてください。