【必読】大学院試の英語試験の対策法について|東大大学院合格者が徹底解説!
- 院試の英語のシステムがよくわからない…
- 大学院試において、英語力は大切なの?
- 英語試験の対策ってどうしたらいいの?
本記事では、これらの悩みを実体験に基づいて解決していきます。
大学院試の英語は、大学入試の受験に比べて複雑です。
そのため、早い段階で、大学院試の英語試験の具体的なイメージを把握することが極めて大切です。
本記事を読むメリット
- 大学院試の英語試験の全体像を掴むことができる
- 大学院試における英語試験の立ち位置がわかる
- 志望大学院に対する最適な対策法がわかる
本記事を読んで疑問や質問がある方は、本記事のコメント欄か私のTwitterにDMをしてください!
院試の英語試験について
大学院試の英語試験は、大学入試の英語試験よりも複雑です。
なぜなら、各大学院によって英語試験のシステムが大きく異なるからです。
また、英語の試験の配点や立ち位置も大きく異なります。
ここでは、以下の3点の基本事項を説明します。
- 英語試験は3パターン
- 英語試験の配点はそこまで高くない
- 提出期限に注意する
英語試験は3パターン
院試の英語試験は、以下の3パターンです
- 外部試験(TOEIC, TOEFLなど)を試験会場で受ける
- 外部試験(TOEIC, TOEFLなど)を受けて、そのスコアを提出する
- 独自の英語試験を試験会場で受ける
具体的に外部試験というのは、『TOEIC』や『TOEFL』のことです。
基本的に理系の大学院試の場合は、外部試験を受けるパターン①、②のケースが多いです。
試験要項や志望大学院のホームページで確認することができるので、早めに確認するようにしましょう。
英語試験の配点は、そこまで高くない
英語試験の配点は、志望大学院のホームページから見つけられるケースと、見つけられないケースがあります。
多くの理系大学院の場合、専門科目の方が英語試験よりも配点が高いです。
実際、英語が得意だった私の知り合い(英検1級とTOEIC900点以上)は、全ての理系大学院に落ちてしまいました(友人の不合格体験記を読みたい方は下記を参考にしてください)
しかし、東京大学大学院新領域創成を受ける場合は少し注意が必要で、他の大学院に比べて英語の配点が高いと言われています。
専門科目が難しいので、配点が低くても英語ができる方が合格率は当然上がります。
そのため、専門科目の難易度を早い段階で把握することも大切です…
提出期限に注意する
外部の試験を受けてスコアを提出する際は、提出期限に注意してください。
多くの大学院を併願する方は、段々整理するのが難しくなるので、早い段階で『院試の英語試験表(試験種類・提出期限のまとめ)』を作成することをオススメします。
私の友人は提出期限を確認しなかったせいで、外部試験のスコアを提出できませんでした…
特に外部試験は、試験が終わってから、すぐに結果が返ってくるわけではないので、気をつけましょう。
また、大学院によっては英語試験の有効期限が指定されることもあります。
大学院試の英語勉強法|パターン別に解説
大学院試の英語対策方法と、各試験に特化した対策方法を紹介していきます。
- どの外部試験を受けるべきか明確にする
- リスニングに特化する
- TOEICの具体的な対策法
- TOEFL ITPの具体的な対策法
- TOEFL iBTの具体的な対策法
どの試験を受けるべきか明確にする
最初にやるべきことは、志望大学院の英語試験形式が、どのような形式なのかを把握することです。
なぜなら、上述でも話したように、大学院によって英語の試験形式が大きく異なるからです。
参考のために具体的な大学院を例に紹介します。
- 東工大の場合(研究科・選考によっては異なることもあります)
TOEICのスコアを事前に提出
- 東大の場合(研究科・選考によっては異なることもあります)
TOEFL ITP を試験会場で受けるか、TOEFL ibt のスコアを事前に提出の二択
*社会人受験の場合は、英語試験の形式が変わることもあります。
さらに厄介なことに、代表的な三つの外部試験(TOEIC, TOEFL iBT, ITP)は内容が以下のように大きく異なります。
- TOEIC : ビジネス英語が中心(Reading, Listening)
- TOEFL ITP : アカデミックな英語が中心(Reading, Listening)
- TOEFL ibt : アカデミックな英語が中心(Reading, Listening, Writing, Speaking)
そのため、自分が受けるべき試験を必ず明確にするとことから始めましょう。
特に、TOEFL iBTに関してはスピーキングとライティングがあるため早い段階で対策が必要です。
就活も視野に入れていて、大学院試を受けるか悩んでいる方は、とりあえず『TOEIC』の試験勉強を進めることをおすすめします。
TOEICは、就活にも有利になります。
海外大学院を受験する方は、ILETSまたはTOEFL IBTがメインとなります。
スピーキング・ライティングも必要なので早めの対策が必要です。
リスニングに特化する
初学者の方や、センター試験以降勉強をあまりしていない方は、リスニングに特化することで、外部試験の点数を効率的にあげることができます(TOEIC, TOEFL共通です)
なぜなら、大学入試と違って代表的な外部試験は、リスニングの配点とリーディングの配点がほとんど変わらないからです。
大学入試で、リーディングの能力はある程度ついていると思いますが、多くの大学生は、リスニング能力が低いです。
そのため、まずはリスニングをある程度の能力まで上げることが点数を上げる近道になります。
リスニングに強い抵抗・苦手意識がある方や、モチベーションが中々上がらない方は、オンライン英会話や瞬間英作文がオススメです(特にTOEFL iBTではスピーキングもあるのでおすすめです)
TOEICの対策
TOEIC対策は、少なくとも提出期限の3〜4ヶ月前あたりから対策してください。
勉強法に関しては、下記を参考にしてください。
具体的なTOEICの参考書については下記でまとめています。
TOEFL ITPの対策
TOEFL ITPの対策は、人にもよりますがTOEICより時間がかかります。
そのため、少なくとも試験日・提出期限日前の5〜6ヶ月前から対策を始めてください。
具体的なTOEFL ITPの勉強法に関しては、下記を参考にしてください。
また注意しなくてはいけないのが、TOEFL ITPの公式問題集が一冊しかありません…(明らかに演習が不足する)
そのため、大学などで行われるプレ試験を受けることをオススメします。
TOEFL ITPの参考書に関しては、下記を参考にしてください。
TOEFL iBTの対策法
TOEFL iBTの難易度は、スピーキングやライティングが含まれるためTOEIC・TOEFL ITPより遥かに高いです。
対策期間は、個人によるので目安としてどの程度要するかは不明です…
可能な限り早めに対策することをおすすめします。
TOEFL iBTの勉強法に関しては、下記を参考にしてください。
TOEFL・TOEIC対策にオンライン英会話がオススメ
院試を受ける方にとっては、TOEFL・TOEIC対策にオンライン英会話を利用することがオススメです。
その理由を下記の5つにまとめます。
- 勉強習慣をつけやすい
→ 専門科目の両立がしやすい
- TOEFL・TOEIC試験さながらの模擬試験・授業(基本的に別料金はかからない)が受けられる
→ 高い教材を買うなら少しお金を出してオンライン英会話を行うのもあり。
- 話せる英語は聞ける・読める英語になる
→ 覚えた構文などをオンライン英会話でアウトプットすることで定着率を爆上げできます。
実際、私も院試受験期にオンライン英会話を使用していました。
結果的に、TOEICのスコアを700点→950点、TOEFL ITPのスコアを620点まで上げることに成功しました。
*当然全てがオンライン英会話のおかげというわけではありませんが、大きな要因にはなっています。
『TOEIC対策に最適なオンライン英会話』については下記を参考にしてください
『TOEFL対策に最適なオンライン英会話』については下記を参考にしてください
ちょっとした裏技ですが、オンライン英会話の中には無料体験レッスン期間が一週間のものがあったりします。
その一週間だけ授業を受けて短期間で英語力を上げるというテクニックもあります。
*入会する基準として必ず無料体験授業を受けてください。そこを面倒くさがるようでは英語力なんて上がりませんよ…
大学院試の英語試験の注意事項
ここからは、英語試験の注意事項について詳しく解説していきます。
具体的には、以下の注意事項があります。
- 英語試験に時間をかけすぎない
- TOEFL ibt は基本的に選択しない(海外院試を視野に入れていない場合)
- 過去問が一番重要
詳しく説明していきます。
英語試験に時間をかけすぎない
英語試験に時間をかけすぎてしまい専門科目の勉強ができていないケースは最悪です…
理由は、専門科目の方が配点が高いからです。
実際、私の周りにも英語試験を重要視しすぎて落ちてしまった友達がいます。
専門科目は、思っている以上に時間がかかります。
英語のやりすぎには注意しましょう。
専門科目対策の教科書・問題集一覧は下記を参考にしてください。
TOEFL iBTは基本的に選択しない(海外院試を視野に入れていない場合)
海外院試を特に視野に入れていない方は、TOEFL iBTの提出は避けるようにしましょう。
なぜなら、TOEFL iBTは以下の四つの技能が含まれるからです
- リーディング
- リスニング
- スピーキング
- ライティング
どの技能も、TOEICやTOEFL ITPに比べて難しいです
また、スピーキングとライティングの難易度も当然高いです…
この試験の対策をするなら専門科目の勉強に時間を使った方が良いです…
私は、海外大学院の受験のために、TOEFL iBTを勉強しましたが、多くの時間を対策に使いました。
そのため、なるべくTOEFL ibtは避けるようにしましょう。
大学1年生や2年生は、海外大学院という視野も広がるのでTOEFL ibt の勉強もオススメします(全体的な英語力も上がります)!!
過去問が一番重要
どの外部試験も過去問が一番重要です。
参考書をやりすぎて、アウトプットが不足してしまうといつまでも良い点数を取ることができません。
積極的に過去問で演習量を増やしていきましょう!!
よくある質問(Q & A)
ここからは、大学院試の英語試験に関するよくある質問をまとめていきます。
大学院試合格のためのTOEICの点数の目安は何点?
Answer
専門科目でどの程度点数が取れるのかに依存するので、合格のための目安の点数というのは存在しないことが多いです。
おおよそ800点くらいの点数を取れれば、有利になると思います。
大学院試合格のためのTOEFL ITPの点数の目安は何点?
Answer
TOEICと同様に、専門科目でどの程度点数が取れるのかに依存するので、合格点の目安というのは存在しません。
550点を超える点数を取れれば、有利になると思います。
まとめ
本記事では、大学院試の英語試験について詳しく説明しました。
大学院試の英語対策は、大学入試と大きく異なります。
当然、センター試験に比べて大学院試で使用する外部試験は難易度は高いです。
まずは、自分の志願している大学院の試験形式を把握した後は、すぐに行動してください。
行動力が、大学院試合格にもは最も重要です。
英語の学習習慣ができていない方は、勇気を出してオンライン英会話を始めても良いです。
または、英語対策の参考書を購入して、勉強をスタートしてください!!
今行動できない方は、もう無理です…
英語の参考書や各外部試験に特化した情報は、下記にまとめいるので参考にしてください。
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