【必読】大学院試の面接について|東大大学院合格者が徹底解説
- 大学院試の面接の情報が少なすぎて、どのように対策して良いかわからない…
- 大学院試の面接では、どんなことが聞かれる?
- 面接の時の服装はどうすればいいの…
この悩みを徹底的に解決していきます。
本記事の内容
- 大学院試の面接で必ず理解するべきポイント2つ
- 大学院試面接の配点について
- 大学院試面接の時間について
- 大学院試面接の質問について(何を聞かれるか)
- 大学院試面接の服装について
- 併願の大学院試験と面接試験が重なってしまったとき
- 大学院試面接で落ちることはある
本記事を読むメリット
- 大学院試面接の効率的な対策になる
- 面接試験の雰囲気とシステムを早い段階で知ることで、院試勉強が効率化する
- 院試面接の失敗を未然に防ぐことができる
これから院試面接を控えている方にとっては必読の内容です。
自分が受験したときに、院試面接についてよくわからなかった部分を集中的にまとめています。
大学院試面接で必ず理解するべきポイント2つ
大学院試面接で必ず理解するべきポイントを2つ紹介します。
この内容は、受験する大学院試によらず共通の内容です。
- 面接試験のパターン
- 面接試験の日程
この二つについては、なるべく早めに調べるようにしてください。
もう少し詳しく説明していきます。
院試面接のパターン
院試面接のパターンは、必ず理解しなくてはいけないポイントです。
院試の面接試験は大学院によって様々な形式があるからです。
ここでは、面接試験のパターンを大きく分けて三つに分けて説明します。
院試面接のパターン
- 面接試験のみで合否が決まるパターン
- 筆記試験の合格者のみ面接試験をするパターン
- 筆記試験と面接試験の両方で合否が決まるパターン
最も一般的なパターンは、②のパターンの筆記試験の合格者のみ面接試験を行うパターンです。
実際に、東京大学大学院新領域創成科学研究科、東京大学大学院総合文化研究化、東工大等が当てはまります(*今はコロナウイルスのため特殊な形式になっています。必ず事前に確認しましょう)
③のパターンは東京大学大学院物理工学専攻等が当てはまります。
*しかし、今年度はコロナウイルスの影響で、オンライン上で①パターンを取るケースが増えました。
自分が志望する大学院がどのパターンに属するかは、早い段階で確認しましょう。
面接試験の日程
面接試験の日程をあらかじめ理解しておくことも重要なポインんとです。
なぜなら、大学院試院試は併願することが可能だからです。
実際、私も併願先の試験と重ならないように、日程調整のために多くの時間を費やしました。
志望大学院のホームページか、入試要項で調べることができるので早い段階で調べておきましょう。
大学のホームページは、最新情報がいつ公開されるかわからないので、定期的にホームページを確認するようにしましょう。
大学院試面接試験の配点について
ここからは、大学院試面接試験の配点について、経験をもとに解説していきます。
また、大学院試では多くの場合、面接試験の配点が知らされることは稀なので、ここからは、私が可能な限りの知人に聞いた情報をもとに解説していきます。
面接試験の配点のポイントは以下の2つです。
- 筆記試験がある場合は、筆記試験重視
- 配点は面接時間と関係あるかもしれない…
筆記試験がある場合は筆記試験重視
筆記試験がある場合は、筆記試験の方が重視される傾向があります。
なぜなら、数十人の友人と先輩からのデータで、筆記試験で高得点をとった人の方が圧倒的に合格率が高かったからです。
事実、筆記試験であまり点数が取れていないと感じていた多くの方は、面接である程度反応がよくても不合格になりました。
実際、私と勉強していたメンバーも面接試験に手応えを感じていましたが、最終的には不合格になりました。
そのため、筆記試験がある場合は、筆記試験で点数を取ることを優先的に考えてください。
筆記試験対策のための専門科目・英語の対策方法・教材については当ブログで様々な情報を共有しています。
詳しい内容は、下記のボタンからアクセスしてください。
配点は面接時間と関係がある?
配点は面接時間と関係がある可能性があります。
院試の面接時間は、短い場合で、5〜10分くらいです。
その短時間で、その人の能力を判定することは中々難しいというのが一般的だと思います。
実際、私が5分の面接試験を経験した時、聞かれた内容は、『志願理由』と『合格した時に入学するかどうか』です。
それで、点数をつけるのはどう考えても難しいですよね笑笑
そのため、自分の志望大学の面接時間がわかったら、重要度に合わせて面接対策にかかる時間を逆算しておくと良いです。
例え、20分以上の面接だとしても筆記試験の方が配点が高いと言われています
あくまで参考程度に理解しておいてください!
大学院試面接の時間について
院試試験は、一般的には2パターンに分かれます
- 4〜10分の短い口頭面接
- 20分程度の簡単なプレゼンと口頭面接
以下詳しく説明していきます。
4〜10分の短い口頭試験
多くの大学院の面接試験は、4〜10分の簡易的な口頭試験です
実際、私の知っている限り80%以上がこのスタイルの面接試験です
多くの大学院がこのタイプの面接試験になります。
東大総合文化(実験系) | 約10分 |
---|---|
東大総合文化(理論系) | 約15〜20分 |
東大新領域(複雑理工) | 約10〜15分 |
東大新領域(物質系) | 約10〜15分 |
東京工業大学 | 約10〜15分 |
*新型コロナウイルス等の影響で大幅に変更されているのであくまで目安だと思ってください
20分程度の簡単なプレゼントと口頭面接
20分程度の簡単なプレゼントと口頭面接がある場合は、面接がある程度の配点を持っていることが予想されています(これもあくまで噂ですが)
このタイプの試験の場合は、大学4年生が一人で対策をするのが困難なので、一度は指導教員に相談し、チェックしてもらうと良いです。
自分では完成度が高いつもりでも、客観的にみると完成度は低いこともあるので、指導教員が難しい場合は、最低でも友達には一度チャックしてもらいましょう。
大学院試面接の具体的な質問(何を聞かれるか)
ここからは、大学院面接試験の時に聞かれる質問内容をまとめていきます。
- 志望理由
- 専門分野の質問
- 学部時代の研究内容・卒論内容
- 大学院試の併願について
- 第二希望以降が通った場合の対応
それ以外の質問は稀なので、この5つに答えられるように準備しておきましょう。
より具体的な質問内容については下記の合格体験記を参考にしてください。
志望理由
当然ですが、志望理由は聞かれる確率が極めて高いです。
実際、私はどの面接試験も最初に志望理由を聞かれました。
志望理由が長くなっても基本的には聞いてもらえるので、自信を持ってゆっくりと伝えましょう。
他の人と差別化するためにも、可能な限り具体的に志願理由を伝えると良いです。
志願理由のタイミングで伝えなくても、具体的な内容を話す準備をしておかないと、院試の面接試験がボロボロになることも容易にあり得ます。
専門分野の質問
具体的には、志望研究室の専門分野に関する質問をされます。
私の場合は、かなり深いところまで聞かれました。
しかし、情報収集が功を奏して、答えることができました。
志望先の研究室のホームページを確認し、主要な論文を読んだり、基本的な教科書で勉強しておくことをおすすめします。
学部時代の基本的な内容を聞かれることもあるので、準備しておきましょう。
この質問の対策に関しては、下記の問題集で学び答えられるようにしましょう。
学部時代の研究内容・卒論内容
学部時代の研究内容は、面接試験でも聞かれることが多いです。
説明できるように準備しておきましょう。
もし、あまり進んでない場合は、「自分の研究テーマに関する分野の勉強を今しています」
浅い理解のまま発言するよりは良いです。
大学院試の併願について
大学院試の併願についても聞かれることが多いです。
『併願してるって言わない方がいいのかな…』と思うかもしれませんが、嘘をつかずにしっかり併願先を伝えましょう。
私の友人は、併願先を内緒にしていて、大変なことがおきました…
また、私を含め多くの友人は、ちゃんと併願先を全て伝えましたが、問題なく合格しました。
第二希望以降が通った場合の対応
基本的に大学院試では、志望大学院の入学願書に複数の希望研究室を書くことができます。
そのため、面接試験のときに第一志望でなくても、入学するかどうか聞かれます。
ここでも、自分の意見をしっかり伝えましょう。
院試面接の服装について
まず、大学院試面接において、服装は点数に全く入りません!!
しかし、心配している人のために簡単に服装について説明していきます。
大学院試面接の服装は以下の2パターンです
- 約80%がスーツ
- 約20%が私服
それぞれの長所と短所について説明していきます
スーツで受けるメリットとデメリット
面接試験をスーツで受けるメリットは以下の二つです。
- 大多数がスーツで安心
- きちんとしたイメージを与えられる
スーツで受けるデメリットは、多くの場合、夏に面接試験が行われるので、かなり暑いことです…
私は、面接試験に全てスーツで行ったのですが暑すぎて倒れそうになりました。
私服で受けるメリットとデメリット
私服で受けるメリットは、熱中症対策ができることです笑笑
『熱中症くらい平気でしょ笑笑』と思う人もいるかもしれませんが、次の日に、違う大学院の面接試験や筆記試験がある場合は、大きな問題になってきます。
併願先の大学院試験の面接と重なってしまったとき
併願先の大学院試験の面接・筆記試験と重なってしまったときは、基本的にはどうしようもないです。
しかし、なんとなるケースが二つあります。
- 併願先の大学院試と試験時間が異なる場合(移動時間による)
- 事情を話し、面接時間をずらしてもらえることがある
私は、第一志望先の面接試験と併願試験の面接が重なってしましましたが、併願先に相談した結果、時間をずらしてもらいました。
結果的に、1日に2回面接試験をする形でその日を乗り切りました。
大学院試は面接で落ちることもある
実は、大学院試は面接試験で落ちることも稀ではありません。
実際に落ちた知人・友人の具体的な事例を紹介し、それを未然に防ぐ方法を紹介します。
- 面接試験で落ちた友人の不合格体験記
- 面接で落ちることを未然に防ぐ方法
面接試験で落ちた友人の不合格体験記
私の友人の中に、筆記試験は、全て合格したのにも関わらず、面接試験で全て不合格になってしまった方もいます。
しかも、その友人の英語力はTOEIC900点レベルです。
大きな要因は、筆記試験は受かったものの、その点数がギリギリ合格点だったことだと思います。
または、英語はできていたが、専門科目があまりにも点数を取れていなかったことも理由の一つと考えられます。
さらに詳しい内容は、その友人の不合格体験記を詳しく確認してください
筆記試験で高得点をとれば安全な可能性大
基本的に、院試は筆記試験で良い点数を取れていれば、面接試験は安全な可能性が高いです。
事実、筆記試験(英語試験+専門科目)の点数が良かった方々は、全員合格しました。
おそらく、筆記試験でギリギリの方が、面接試験で不合格かどうかを判定されているのだと思います
皆さんも、筆記試験で余裕の点数を取れるように、試験対策頑張りましょう。
まとめ
院試の面接試験についてまとめました。
- 大学院試の面接で必ず理解するべきポイント2つ
- 大学院試面接の配点について
- 大学院試面接の時間について
- 大学院試面接の質問について(何を聞かれるか)
- 大学院試面接の服装について
- 併願の大学院試験と面接試験が重なってしまったとき
- 大学院試面接で落ちることはある
これから院試を受ける方も、院試直前の方も、本記事の内容を理解しておけば、面接試験で無駄な心配をすることは少なくなります。
本記事でも何度か主張しましたが、おそらく面接試験よりはるかに筆記試験の方が重要です。
筆記試験の勉強に集中するためにも、面接試験の対策と下調べは早い段階に終わらせておきましょう。
院試に関する情報と院試対策用の教材については下記のボタンからアクセスしてください。
大学院試の解答に関しては下記を参考にしてください
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